
Ricoh GR digital Ⅳ (1/1.7型 ccd 1040万画素)
夜の街には、何かしら気になる一角がある。気配を感じるというのだろうか。
Y・N・ハラリの『ホモ・デウス』の中に、人類は自然の中の生物の一部であった時代から認知革命、農業革命、科学革命を経ることによって、太古の人類に比べて意識可能な領域が狭くなったというようなことが書かれていた。
狩猟採集によって食糧を得ていた時代には、自然からもっと多くの情報を敏感に感じとることによって生き延びてきたのかもしれないし、いまも命をつなぐために自然から糧を得ている多くの生物たちは人間が知り得ない感覚のなかを生きているかもしれない。
別に、この世の物でないものを感じたいわけではないのだけれども、人間至上主義にどっぷり浸かっている自分のDNAのどこかに、そのような感覚のかけらでも残っていてくれたらいい。